*** 柔道 ***

*** 技術体系 ***

講道館柔道の技は「投技」「固技」「当身技(あてみわざ)」の3種類に分類される。
投技の過程を崩し、作り、掛け、の三段階に分けて概念化したことが特徴である。

またこれと平行して、一般的には、立技と寝技にも分類するが、寝技は審判規定において使われる寝姿勢における攻防のことであり、固技と同義ではない。絞技と関節技は立ち姿勢でも施すことが可能である。

練習形態は形と乱取りがあり、形と乱取りは車輪の両輪として練習されるべく制定されたが、講道館柔道においては乱取りによる稽古を創始当時から重視する。嘉納師範により、当身技は危険として乱取り・試合では「投げ」「固め」のみとした。そしてスポーツとしての柔道は安全性を獲得し、広く普及していく事となった。

試合で用いることができるのは、投げ技と固め技であり、講道館では96本としている。しかし、実際のポイントになる技は92本である。(当て身技は形として練習される。)競技としては投技を重視する傾向が強く、寝技が軽視されてきたきらいがある。しかし、寝技を重視した上位選手や指導者らによって寝技への取り組みは強化されるようになった。またIJFルールの改正によって寝技の攻防時間が短縮し決着の早期化が計られたことと、主に外国選手による捨て身技や返し技と一体化した寝技の技法の普及によって、寝技の重要性は一層増している。

投技
投技とは理合いにしたがって相手を仰向けに投げる技術である。立って投げる立ち技と体を捨てて投げる捨身技にわけられる。立ち技は主に使用する部位によって手技、腰技、足技に分かれる。捨身技は倒れ方によって真捨身技、横捨身技に分かれる。また、関節を極めながら投げると反則ではないが投技とはみなされない。詳しくは投技を参照。

固技
固技(かためわざ)には抑込技、絞技、関節技がある。

主に寝技で用いることが多いが、立ち姿勢や膝を突いた姿勢でも用いられ、固技のすべてが寝技の範疇に入るわけではない。(寝技と固技は互いに重なり合う部分が大きいとは言える。)

固技のうち関節技は、肘以外はあまり採用されず、乱取や試合では肘以外に関節技をほどこすことは反則とされている。立技での関節技もほとんど行われていない。抑込技は、寝技の場面での攻防を続けるために、うつ伏せでなく、仰向けに抑えるのが特徴である。絞技は、天神真楊流から多様な方法が伝わっており、柔道を首を絞めることを許すという珍しいルールを持った競技にしている。

創立当初、寝技はあまり重視されておらず、草創期に他流柔術家たちの寝技への対処に苦しめられた歴史がある。

分類

講道館柔道では固技が全部で29本あり、抑込技(おさえこみわざ)7本、絞技(しめわざ)12本、関節技(かんせつわざ)10本である。IJFルールでは一部異なるものがある。

抑込技(7本)

相手の体を仰向けにし、相手の束縛を受けず、一定時間抑える技。

肩固(かたがため)
袈裟固(けさがため)
崩袈裟固(くずれけさがため)
崩上四方固(くずれかみしほうかため)
上四方固(かみしほうかため)
縦四方固(たてしほうかため)
横四方固(よこしほうかため)
絞技(12本)

頸部すなわち頚動脈か気管を、腕あるいは柔道着の襟で絞めて失神または「参った」を狙う技(胴絞は足でどうを絞める技で、乱取りでは禁止技である)。指や拳、帯、柔道着の裾、直接足などで絞めること及び頸椎に対して無理な力を加えることは禁止されている。

逆十字絞(ぎゃくじゅうじじめ)
裸絞(はだかじめ)
片羽絞(かたはじめ)
片十字絞(かたじゅうじじめ)
片手絞(かたてじめ)
並十字絞(なみじゅうじじめ)
送襟絞(おくりえりじめ)
両手絞(りょうてじめ)
袖車絞(そでぐるまじめ)
突込絞(つっこみじめ)
三角絞(さんかくじめ)
胴絞(どうじめ)※現在のルールでは反則である。
関節技(10本)

関節を可動域以上に曲げたり伸ばしたりして苦痛を与える技。乱取りでは肘関節のみが許されている。

腕挫膝固腕挫脚固(うでひしぎあしがため)
腕挫腹固(うでひしぎはらがため)
腕挫膝固(うでひしぎひざがため)
腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)
腕挫三角固(うでひしぎさんかくがため)
腕挫手固(うでひしぎてがため)
腕挫腋固(うでひしぎわきがため)
腕挫腕固(うでひしぎうでがため)
腕緘(うでがらみ)
足緘(あしがらみ)※現在のルールでは反則である。
上記以外の技

後袈裟固(うしろけさがため)IJFルールの技名。
浮固(うきがため)IJFルールの技名。ただし、明治時代の技とは異なる。
枕袈裟固 俗称。(崩袈裟固に含める。)
小手挫(小手捻) 明治時代に存在し、削除されたが、講道館護身術に再採用された。
小手返 講道館護身術にある。
首挫 削除されたが、明治時代には存在した。
逆指 削除されたが、明治時代には存在した。
足挫 削除されたが、明治時代には存在した。
足詰 削除されたが、明治時代には存在した。
当身技(あてみわざ)
当身技とは、急所といわれる相手の生理的な弱点などを突く、打つ、蹴るなどの技であり、試合や乱取りでは禁止されているが、形の中で用いられる。

起源

当身を重視した天神真楊流から、急所や活法が伝えられている。起倒流にも当身(中)の要訣の伝承があるが、講道館にどこまで伝えられたかは不明である。

用いる部位

手刀、指頭、正拳、裏拳、渦巻(豊隆部)、掌底、肘、膝、セキ頭部、踵、足刀。

急所

天倒、霞、鳥兎、獨鈷、人中、三日月、松風、村雨、秘中、タン中、水月、雁下、明星、月影、電光、稲妻、臍下丹田、釣鐘(金的)、肘詰、伏兎、向骨。



精力善用国民体育の形に単独練習法がある。

当身技は形の中で教授されるが、現在では昇級・昇段審査においても行われる事が稀である為、柔道修行者でもその存在を知らない事も多く、また指導者も少ないのが現実である。

*** 柔道 ***

技術体系

*** ゴルフ ***

男子

女子

Designed by CSS.Design Sample